竹内涼真さんが出演されていたドラマでは『陸王』が一番印象に残っています。

 

ストーリーの中心は老舗の足袋屋・こはぜ屋でしたが、竹内涼真さんが演じる陸上選手・茂木裕人との出会いにより、足袋の技術を生かしてランニングシューズの開発・成功へと導く重要なキャラクターを演じていました。

 

役所広司さん演じる主人公の足袋屋の社長・宮沢紘一、山ア賢人さん演じるその息子・宮沢大地の茂木選手との関わりがとても印象的でした。

 

宮沢社長は茂木選手のために何度も何度も茂木選手の元へ通いました。最初は会社を立て直すために新しく始めた事業に対する行為だったのかもしれませんが、茂木選手の頑張る姿を見ていくうちに、ただただ茂木選手にピッタリのシューズを履いてもらいたいという気持ちに変わっていったと思います。

 

大地は実家の会社を手伝うようにバイトをしていましたが、父の思いや茂木選手の存在を知っていくうちに自分にできること、自分のやりたいことを見つけて成長していく姿がとても印象的でした。宮沢社長のように茂木選手と直接接する場面は少なかったものの、応援する姿や一生懸命なシューズ作りの姿からは、父親同様にシューズの成功を強く願っていたと思います。

 

宮沢社長の決断に社内では意見が分かれることもありましたが、最終的にはやはり皆が社長についていきました。ランニングシューズの成功、茂木選手に履いてもらいたい、目指すものは社長も社員も同じでした。

 

ランニングシューズを成功させるには社外の協力も必要でした。光石研さん演じるスポーツ店の有村融、寺尾聰さん演じるこはぜ屋に必要な特許を持っている飯山晴之、市川右團次さん演じるシューフィッター村野尊彦などがいました。やはり皆が茂木選手を応援しているという共通の思いがありました。宮沢社長の熱い思いと重なり自然と協力していたように思います。

 

宮沢社長の家族も素敵だなと思いました。檀ふみさん演じる妻・宮沢美枝子はどんな時でも家族を優しく見守りまさに良妻賢母だなと思いました。上白石萌音さん演じる娘・宮沢茜は父と兄を尊敬しているようでシューズに対しても素直な感想を言える身近な存在だと思います。

 

宮沢社長と茂木選手が少しずつ距離を縮めて信頼関係を築いていく過程がよく伝わりました。茂木選手は最初は会社の中での立場を気にしながらでしたが、宮沢社長の思いを知るにつれて気持ちが少しずつ変わっていきました。実際にシューズを履いてみると今までにない履き心地に更に信頼を増していました。

 

様々な困難を乗り越えながらランニングシューズ『陸王』が完成し、茂木選手が最終的にこはぜ屋のシューズを選んで履いたシーンはとても感動しました。

 

ストーリーが面白かったのはもちろんですが、竹内さんの演技力の高さを感じた作品でもありました。本当に陸上選手のような走り方でとても素晴らしい演技でした。元々サッカーをされていたと聞いたことがありますが、やはり役作りも努力されていたのではと思います。

 

茂木選手は見ている側が応援したくなるようなキャラクターでないと楽しめなかったドラマだと思います。心情の変化も上手く演じていたと思います。そう考えると竹内さんは見事にそのキャラクターを表現されていたので、応援したくなり、ドラマの最後には感動できたのだと思います。

 

個性的なキャラクターがたくさん登場したドラマで、こはぜ屋の味方と敵がハッキリと分かるドラマでした。数多くのキャラクターが存在する中、強烈な個性があるわけではないのにしっかりした存在感を残しドラマを盛り上げたキャストの一人だと思います。この作品がきっかけでこれからが楽しみな俳優さんになりました。

 

 

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